起業の勧めを説く記事では必ずといっていいほど、労働集約型ビジネスと資本集約型(またはストック型)ビジネスの比較をして、後者が優れているのでそちらを目指すべきということが説かれています。別の言い方では、インフラorプラットフォームorルールを作…
オリンピックに集中してブログをほったらかしていたら、仕事が忙しくなってブログどころではなくなっていました。久しぶりなので今日は軽めで。かなり古い記事ですが、"The Swedish model: Admire the best, forget the rest - The Economist"というのを読み…
藤末健三さんの「株主の行き過ぎた権限を抑制する」という記事に対して、池田信夫さんが「マイクロソフトは「株主を保護しない企業」か」と噛み付いた記事に対して、小倉秀夫さんが「「非AでもB」という実例の存在は「AならばB」という命題の反証たり得ない…
2月17日の記事で用いたデータの処理を間違えていたせいで、表1の値が不正確なものになっていたので、再度分析した結果を書きなおしました。件の記事で指摘した通勤時間の変化について、いろいろ仮説を立てて統計を見ていたのですが、どうしても現象を論理的…
「【技術経営戦略孝】公開会社法結語:株主の行き過ぎた権限を抑制する」の内容が、事実を無視していてあまりに酷いので、きちんとしたデータを確認するだけしておこうというのが、今回の記事の趣旨です。件の記事では、株主の力が強すぎることを次のデータ…
ちょっと刺激的なタイトルですが、2月7日の労働時間の分析を行っているときに、興味深いデータに気づいたので、少し深く分析してみようと思いました。前回の分析では、有配偶者のデータを調査しましたが、年齢階級別の有配偶者の比率を調査してみると面白い…
この記事は、データの処理に問題が見つかったため、再度分析して書き直しました。修正版はこちらを参照してください。 - 2010/2/21
「公開会社法、読者のご意見にお答えする(1):ガバナンスについて -- Tech-On!」を読んで、コメントをつけようと思ったのですが、Tech-On!はコメントはログインしないと閲覧できない仕組みになっていて、公開したくてもできないので、こちらに書くことにし…
最近、政治資金の問題が話題になっていますが、それを公開するための政治資金収支報告書がウェブサイトから閲覧できるということはあまり知られていないのではないかと思います。 総務省|政治資金収支報告書及び政党交付金使途等報告書 ところが、こちら(…
前回、所得格差のデータをチェックしたので、今度は失業の方を見てみたいと思います。といっても、そもそも統計において失業というのがどう捉えられているかを確認しておきたいと思います。 「労働力調査に関するQ&A」によれば、全人口(15歳以上)は次のよ…
35歳で年収300万以下 団塊ジュニアの苦難続き人生 個別の事例を取り上げて問題喚起をするというのはよいのですが、そこで統計データを恣意的に解釈して都合よく自分の主張の証拠にする態度はいただけないなぁと思います。 冒頭に「35歳の年収は、10年前より2…
35歳世代の分析でリクエストのあった所得分布と失業率の観点について、まず所得分布の方をちょっと見てみます。といっても、前々回の分析をみるに、多分そんな面白い結果は出ないのではないかと思うのですが。元記事にあるように「就業構造基本調査」を用い…
硬い分析の記事だけでなく、関連する話題について雑談もたまに書いていこうかと思います。「ギリシャは信用できず」=統計修正で異例の批判−欧州委(時事通信) ギリシャの財政赤字に関する統計が大幅に修正されたそうです。 統計データの信頼性は、統計を元…
前回の続きです。 「35歳世代が子供の頃に両親が自分にしてくれた、当たり前だと思っていた事が、今では当たり前でなくなってきました。」という命題に対して、「35歳世代とその親の世代とで所得水準の違いがその原因ではない」ということが分かったわけです…
「投資十八番」さんが興味深い分析をされています。 なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか−"35歳"を救え 「断絶の世代」はこれからも再生産されるのか 特にここで挙げられている「35歳世代が子供の頃に両親が自分にしてくれた、当たり前だと思ってい…
世の中で話題になっていることを取り上げて、数値データを探して検証してみようという趣旨のブログです。思いつきで不定期に更新します。このブログでの結論は、個人的な主義・信条ではなく、手に入る数値データから論理的に得られるもののみを扱うつもりで…